ユーノスロードスター【レストアプロジェクト】

ロードスター【最終回】

只今、松本マツダオートではMAZDA100周年ということでおよそ30年前に出た初代ロードスターをレストアする事となりました!(レストア:車を昔のきれいな状態に鈑金や塗装、パーツの交換などをし再生すること)

今回はレストア企画最終回になります!

前回はサフェーサを吹いて車が真っ白になった所ですが、そこから塗装という工程に入っていきます。

この写真がサフェーサ塗った状態の写真(白色に塗装したわけではありません)

ここからマスキングを行い付いてはいけない箇所に塗料が飛び散るのを防ぎます。

このように隙間という隙間をテープやビニールで塞ぎ塗料の侵入を食い止める作業です

これから塗装になりますが塗装と言っても一回では終わりません、綺麗にするためには相応の工程が必要になってきます。

1、下塗り

下地と塗装の密着を高めサビを防止する(サフェーサー)

2、中塗り

上塗りの補強を目的とした塗装、基本的には上塗りと同じ塗料を使います。

ちなみに今回使った塗料は水性塗料になり、高級車の塗装などで使われている最先端の塗料になります。

3、上塗り

実際のボディーの色になります、ソリッド塗装・マイカ塗装など様々な質感や輝きの種類があります。

ロードスターはソリッド塗装です、この時にピカピカの鏡面仕上げにはせずに当時の塗装肌を再現していきます、この違いは写真では伝わらないので現車を是非見に来てください!

今の車の塗装と見比べると全然肌質が違う事がわかります(゚Д゚;)

4、クリア塗装

塗装を保護することに加え、最後の仕上げの工程になり、塗装の艶出しになくてはならないものです。

クリアにも色々種類があり、フッソ樹脂クリア・耐スリ傷性クリア・ハードコートクリア・2液タイプなどそれぞれに特性があります。特殊な塗料の場合は層が増えることもありますが、4層が一般的と言われています。

郷田鈑金様で今回使っていただいたクリアはハードコートクリアという高級クリアで傷がつきにくい仕様になっています!

写真が飛びましたがこれが最後のクリア塗装までした状態の車です、パーツ類も一つ一つ丁寧に塗装していきます!

そして取り外したパーツを元に戻してから、最後の作業。

下周りの防錆塗装をしていきます!

                    before                                   after

郷田鈑金様の使っている錆止めは長野県で施工できる所が郷田鈑金様しかなく、世界の自動車メーカーで採用されている防錆剤「デニトロール」というもので、環境にやさしく水性のデニトロールは、表面が硬く内部は柔軟性があり、しかも剥がれにくいという特性があります。

また、しっかりとした塗膜がクルマを保護してくれるため、下廻り部品が傷みにくく、サビによる部品交換のリスクも抑えられます。

厚みがあるデニトロールの施工層は「防音」にも効果的で、サビだけでなく走行時の騒音軽減も可能にするとてもすごい防錆剤です(゚д゚)!

ですから、この先も安心して長くロードスターに乗れますね!

そして、とうとうロードスターが鈑金から戻ってきました!

とっても素晴らしい仕上がりで、まるで新車のように光り輝いてます!

中古車棟に展示してあるので是非見に来て下さいね!

これから、当社でエンジンや足回り、内装などをリフレッシュしてより新車の状態に近づけていきます!!

もう少しで白色の100周年記念車をオマージュしたNAロードスターも届く予定ですのでこちらも見に来て下さい!!

よろしくお願い致します_(._.)_

 

 

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